【2026年最新】タイ・バンコクのペット向けマイクロチップ義務化が延期に。施行時期と登録ルールを解説
バンコク都(BMA)で予定されていた犬・猫へのマイクロチップ装着義務化は、周知期間の不足などを理由に2027年1月へと1年延期されました。最新の施行スケジュールや対象動物、登録に必要な手続き、国際標準のチップ規格について詳しく解説します。
By Nori Naka

■マイクロチップ装着義務化の施行時期と延期について タイのバンコク都庁(BMA)は、当初2026年1月10日から施行を予定していた「犬および猫の飼育・放し飼いに関する新条例」について、施行開始日を2027年1月10日まで1年間延期することを決定しました。
この延期は、マイクロチップ装着の重要性がまだ十分に浸透していないことや、登録のためのサービス拠点の拡充、および家主の同意書が必要といった一部規制の見直しを行う時間を確保するためです。現在、バンコク都内には数十万匹の犬猫がいると推定されていますが、昨年末時点での装着率は目標に届いておらず、今後1年かけて体制が整えられる見通しです。
■義務化の対象となるペットの種類 今回の条例でマイクロチップの装着と登録が義務付けられるのは、主に以下の動物です。
・バンコク都内で飼育されているすべての犬 ・バンコク都内で飼育されているすべての猫
現時点では犬と猫が中心ですが、エキゾチックアニマル(ウサギ、鳥、爬虫類など)については、国際取引や特定の健康証明が必要な場合を除き、一般的な飼育における義務化の明記はありません。ただし、迷子対策として装着を検討する飼い主が増えています。
■マイクロチップの規格と装着方法 使用されるマイクロチップは、世界標準に準拠している必要があります。
・ISO 11784およびISO 11785規格に適合した15桁の識別番号を持つものであること ・装着場所は、一般的に左右の肩甲骨の間(皮下)に専用の注入器で挿入される ・生後8週間(約2ヶ月)以上、かつ健康状態が良好な個体であることが推奨される
■登録の手続きと必要な書類 2027年の完全施行に向け、オンラインでの登録システムも整備されています。
・オンライン登録: バンコク都の専用サイト(petregis.bangkok.go.th)や「ThaID」アプリを通じて登録可能 ・必要書類: 獣医師による装着証明書、飼い主の身分証明書、ペットの写真など ・登録場所: バンコク都管轄の獣医診療所や、指定された民間動物病院
■飼い主に求められる今後の対応 義務化の本格施行は2027年となりますが、タイ政府および都庁は早期の装着を推奨しています。マイクロチップを装着しておくことで、迷子時の所有者特定が容易になるだけでなく、将来的に狂犬病予防接種の履歴管理などとも紐付けられる予定です。
また、タイ国外へペットを連れて行く際や、日本などからタイへ入国する際には、既にISO規格のマイクロチップ装着が必須条件となっています。
